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1/3の出来事からの反省

[2018.01.16]

1/3夜、クリニックの近隣で80歳くらいの倒れている方がいた。私は自転車で通りかかり、第3発見者くらいであった。当時、倒れている人のわきに2-3人立ちすくんでいた。私は、倒れている人に呼びかけ、かろうじて「あー」というくらいの返事をするくらいの意識であることと、頸動脈を触知し、体温が保たれていること、血圧がある程度維持されていること、不整脈がないことを確認し、状況を把握し救急車を要請した。

上記の状況でおそらく救急隊が到着する10分くらいは、その方は無事であろうと予測はしていた。

要請時に救急司令部に意識状態を説明する際、呼びかけにかろうじて反応するくらいとは説明したが、司令部と最近やり取りをしておらず、司令部がどこまで専門用語が通じるかもわからず、患者さんに説明する感じでの表現となり、理解していただくまで時間がかかってしまった。後から駆け付けた医療従事者と名乗る方が脇でJCS100というまでJCS(JAPAN COMA SCALE)を忘れていた。救急部勤務から10年以上たっていることと、最近そういう状況から疎かったのは事実だが理由にはならない。

搬送を待つ間、続いて携帯のランプで倒れている方の眼瞼を開こうとしたが、右手掌が術後であること、寒さでかじかんでしまい、うまく眼瞼を開かず、周りの方にやっていただいた。こういう状況は自分がすべてする必要でないから、これは良しとする。対光反射の確認だが、年齢的には白内障があり、また携帯のランプの光が明るいが散乱するため、対光反射があてにならないのはわかっていた。もちろん、対光反射はあったが、弱かったか暗くてわからなかった。また眼球結膜に貧血があるかは軽度くらいであり、顔面が浮腫状であったことは確認できた。しかし、それ以上に大事なのは瞳孔に左右差があるかである。この方はやや縮瞳気味だが動向に左右差がなく、脳血管障害は考えにくいと瞬時に判断した。(あとから考えるとこの状況では全身疾患で意識障害を起こしていることを考えねばならず、低血糖や安定剤などの服用などを原因として想定しなければならなかったのではと思われ、その点当時、何らかの全身疾患によるもので、心臓や脳血管疾患ではなく、救急隊到着まで急変はないだろうとまでの予測しかできず、この点も反省点である。)ただこのような状況で、携帯のランプ機能が、光が明るく状況を把握、同行の左右差程度を見るには非常に有用であることが分かった。

その後、まだ4-5分くらい救急車の到着に時間があると思われ、自分のコートを脱ぎその方にかけた。この状況で体温が保たれないことはいいことではないため、少しでも低体温を防ぐ意味でもこの対応は良かったと思われれる。

まだ数分時間があったため、頭部外傷で倒れたか、倒れて頭部に外相ができたかの確認を頭部を触れ確認した。(本来は手袋をして触れたいところだが、もちろん持ち合わせていない)

その後救急隊、警察が到着し、その方は救急車の車内に搬入されてたのちに意識は戻り、自分の名前や住所を救急隊に伝えていた。

ここまで結果が良かったが、もう一つ、呼吸の確認ができていなかったのが反省点である。意識がかろうじて保たれていたこと、循環状態が保たれていたことからおそらく大丈夫だろうと思っていたが、夜暗く、服も着込んでおり呼吸を確認するのが難しかった。今後どのようにしたらは今後の反省である。

結果が良かったからいいわけでなく、今後いろいろな状況に出くわすことも予想されるので今回のことでの良かった点、分かったこと、反省点を記録として残すこととする。

最後に、ここまでのすべての対応において、医師として自分に責任があると意識していたため、医療従事者ですと名乗った方のご厚意を尊重できなかったのは申し訳なく思っています。

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